「健康寿命の延伸」対策は生活習慣の改善から >運動の効用>t-PA 2/2

「健康寿命の延伸」対策は生活習慣の改善から

ー基本要素は睡眠、運動、食事ー

運動の効用:t-PAが分泌され、血栓予防に! 2/2

前回のブログでは、止血血栓病的血栓の話をしました。

さて、

このような病的血栓に対して立ち向かってくれる仕組みを

身体は持っています。

生体の中では、無制限にフィブリンの塊りができてしまうのを防ぐため、

フィブリンを溶かす機構が存在します

これは線維素溶解現象と呼ばれます(線維素とはフィブリンのことです)。

この中で、フィブリンを分解する活性を持った酵素があり、

プラスミン (plasmin)と言います。

少し込み入りますが、

このプラスミンの活性のない前駆体酵素が

プラスミノーゲン (plasminogen)と言い、

プラスミノーゲンを活性化してプラスミンに変換する働きをするのが、

t-PA

(tissue-Plasminogen Activator:組織プラスミノーゲンアクチベータ)

です(下図参照)。

つまり、

t-PAには、最終的にフィブリン(血栓)を溶かす働きがあります。

t-PAは、フィブリンと親和性が高く、選択的に生体内の血栓と結合し、血栓を溶かします。

動脈硬化などでもたらされる血栓は、血管の中に生じ、血流を閉ざしてしまい梗塞をもたらす病的血栓です。

t-PAは、治療薬としても注射薬が開発され、急性期の脳梗塞で、血栓溶解療法として活躍しています。

そして、なんとこのt-PAも30分程度の有酸素運動をすることで、

血管内皮から分泌されるのです。

つまり、回りくどくなりましたが、

ここで言いたいことは

運動は、血行を良くするとともに、血栓防止にも効果がある、

ということです。(^_^)

「その日の汚れは、その日のうちに落とそう」という宣伝がありますが、

運動によって、「その日の血栓は、その日のうちに溶かしましょう!」

最後まで、ブログお読みいただきありがとうございます。

今後もよろしくお願いいたします。

人生100年の時代となりました。

このプログは、超長寿化をどのようにして、

恩恵として享受したら良いかを模索しています。

そして、老いつつある日本を活性化することにお役に立てればと、

企画を試みています。

できるだけ分かりやすくお伝えし、

皆さんが、楽しく読んでいただけたら幸いです。

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